リップアートメイクの色の決め方

リップアートメイクを受ける際、
「最初から希望のカラーを入れたい!」と思う方も多いかと思います。
しかし、理想のリップに近づけるには段階を踏むことがとても大切です。
■ 1回目は“くすみ取り”が基本
多くの方は、唇に茶ぐすみや青いくすみなどがある状態です。
これらのくすみを取り除かずに希望カラーを入れてしまうと、思った色にならなかったり、数年後により濃く暗くなってしまう可能性があります。
そのため、1回目はくすみを取るためのカラー(茶くすみ・青リップ・ダークリップなど)を使用します。
そして、2回目・3回目で希望の色味に近づけていくのが理想的なプロセスです。
💡 暗い色をご希望の方は、メイクでお楽しみいただくのが安全です。
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■ 口紅とアートメイクの違い①
アートメイクの仕上がりを理解するには、口紅との違いを知っておくことが重要です。
口紅は唇の表面に塗るため、見たままの発色が可能です。
一方、アートメイクは皮膚の深い層(真皮)近くに色素を入れるため、
自分のもともとの唇の色(くすみやシミなど)と重なって発色します。
そのため、実際の色素そのままの色にはならず、
深い層のメラニンやくすみによって色が変化する可能性があるのです。
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■ 口紅とアートメイクの違い②
例えば、日本人の多くはブルーベースのくすみを持っていると言われています。
この状態に、青みのあるピンク色の色素を入れてしまうと……
青くくすんだ唇+青みピンクの色素
= より青が強くなって、くすみが悪化することも!
このように、唇の下地の色味と色素の相性を考慮しないと、仕上がりが思ったものと異なってしまいます。
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【まとめ】リップアートメイクは段階が大切!
リップアートメイクでは、理想の仕上がりに近づけるために、
1回目でくすみを取り、2~3回かけて希望カラーを定着させていくのが基本です。
「1回で仕上げたい!」という気持ちはとてもわかりますが、
長期的に美しく色味を保つためには、計画的な施術が必要です。
不安な方は、ぜひカウンセリングでご相談くださいね♪